聖マリ医大の助成金、不正否定でも半減…審議会「不適切と見なさざるを得ない入試」：聖マリアンナ医科大学 受験BBS

医学部の不正入試問題で、２０１５〜１８年度一般入試について不正を否定している聖マリアンナ医科大（神奈川）について、日本私立学校振興・共済事業団は２７日、同大の今年度の私学助成金を５０％削減することを決めた。私学助成金は学生数などに応じて決定されており、昨年度同大は約２１億８００万円の私学助成金を受け取っていた。

　事業団がこの日、運営審議会を開き、「不適切と見なさざるを得ない入試が行われた」などの理由で削減を決定した。

　同大を巡っては、文科省が１８年に「不適切入試の可能性が高い」と指摘。今年１月に公表された大学の第三者委員会の報告書でも、性別などの差別的な取り扱いが認定されたが、同大は「差別的扱いの事実はない」とする見解をホームページで公表していた。

　不正入試問題を巡っては、１８年度に東京医科大（東京）の私学助成金が全額カットされたほか、７大学の助成金も２５〜３５％減額された。