大学入学を控えた今、過去4度の恋について語りたいスレ：関西大学 受験BBS

多分落ちて近大生になるから、聞く人おるんならやるせなさの誤魔化しついでにゆっくり語ってくで。受験生活の清涼剤ならぬ暇つぶしにどうぞ。

小学1年生、小学5年生、中学2年生、高校3年生とラインナップは四種。まあそこまで面白い内容ではないと思うけど、受かった落ちた何点だ解答速報がって騒ぐよりかは和めるかもよ。
高3の話になったらワイの受験生活についても語る、一応関大の板やしな。

受験とか語ってや

ちなスペック
男、身長160くらい、天パ、部活は中学吹奏楽、高校演劇や

見てるぞ

併願落ちそうだから聞きたい長みたい

>>2

受験について。ワイは一点狙いで4日受けるほど文学部に行きたかったんや。何でかと言うと、もともとお話が好きで、自分でも小説とか劇の脚本とか作るのが好きやったからやねん。そこから派生して、「本や歴史、物語の世界に身を置きたい」って思ったんや

恋とは関係ないけど、受験生活についてもう少し。高校一年、ワイはいよいよ大学入学を運命づける歴史選択を迫られた（この時点で文学部志望は確定してた）。
部活の顧問もしてた担任の先生（恩師）はこう言った。

「まあ文学学びたいんやったら、日本史にしといたら？関連する学問やしな」

これが地獄の始まりやった……。これほんま恋とは関係ないな。こっち先に語った方が良い？

恋愛聞きたい！勉強の話もういや

>>8

分かったやで。
まずは小学1年生の話。当時のワイは幼稚園の先生にすら欲情したことのない、恋なんて概念を知らんくらいには純粋な男子やった。静かで、ヒーローが好きで、工作が好きで、でも女の子とか興味無しみたいな。それが、その凝り固まった信念が、入学式の日にものの一瞬でぶっ壊された。
価値観を植え付けられた。
当時のワイに衝撃が走って、その感覚は今でもワイの身を焼き焦がしとる。

入学式の日、若き頃のワイは式場になっとる体育館に向かうための列に並んだ。これが1年生のクラスごとにまとまっとって、縦2列に配置される。その時、ワイの隣に一人の女の子が立った。栗色の髪が柔らかそうで、もちもちのほっぺたを顔にくっつけた、優しそうな娘や。

先生「はい、隣の人と手繋いでね*」
ワイ「！？」
女の子「ｷﾞｭｯ」

ワイは宇宙の真理を見た気がした

あっという間に恋に落ちたワイは、その日を境にこの世に恋というものがあることを本能的に理解した。お母さんに嬉々として報告したわ
「ママ、僕ね、あのね、恋したかもしれへん！」
「あらあら」
こころなしか切なげな目をした母やったが、ワイは未知の体験にウッキウキしっぱなしやった。小さい頃は今と違って知らないことが多くて世界が輝いて見えるもんよな、知らん言葉とか雑学とか詰め込むのが楽しくて

それからは入学ハイも手伝って最高の小学生生活やったで。何しろ邪な性欲とは無縁な小学校1年生、水晶みたいな気持ちであの子を追えてた。その子はワイと同じくらいな身長（入学式のときの列も身長順やったしそりゃそうなんやが）で、目が合うとニコッと微笑んでくれる天使みたいやった。やけど、ワイは次第に、その純粋な恋心をあらぬ方向へ歪ませていく……

恋について語り始めると避けては通れん黒歴史……誰もが一度は恋で失敗した経験はあるやろうけど、ワイの場合はやらかしてもやらかしても直らんかった。中学2年の恋を経て、ようやく人並みの恋愛観を体得した気がする。
当時のアホなワイは好きな子を隠すことが下手でな、入学して二学期が終わる頃にはクラス中にその好き

な子が知れ渡っとった（途中で絶命してもうたすまん

「お前〇〇好きなんやろ？」
違うクラスのやつからすら毎日こんなことを言われ、ワイは何となく嫌な気持ちになってきていた。
例え真っ直ぐな興味からそう言ったのだとしても、ワイにはからかい以外の何物にも聞こえんかったんや。実際からかいも入ってたやろうしな。ワイは「何でや。何で恋すらしたらあかんねん」と、今思えばなかなかに歪んだ発想に飲み込まれていった。
父親の教育が響いた真面目っ子な性格でもとより多少苛められ気質の子供やったから、これもその一種に思えたんかな。

ゅがんだ発想とは？

その後、いじめは増々エスカレートしてきた。主に男子からかな。女子からは冷たくあしらわれるみたいな。ワイと同じような性質の友達数人くらいしか仲間がおらんくなって、どんどん精神的に追い詰められていく。
かといって、アホなワイに上手い解決策が思いつくわけでもない。恋に関するデリケートな問題なら尚更やった。
恋をしてからは割と活発やったワイは、二年生になる頃には立派な口数少ない類稀なる陰キャに転生した。

>>16
恋してることを揶揄されてからかってきたその人らを逆恨みする風な思想にとんだってことや

>>10
この文読んで なんか自分も純粋な時あったんやなぁって思い出したら泣けてきた。
なんも知らんほんまに純粋な恋心はもう抱かれへんのやなぁ、悲し

暗くて嫌なやつになったワイはもうほんとに酷かった。酷すぎてヒドラになった。その子を見かけるたびに気持ち悪い笑顔見せるとか、毎日その子に挨拶したりとか、同じ班なろーとか、その子以外の興味を完全に喪失した。男どもからは当然のようにハブられる。女からは冷ややかな目で見られる。先生もこれには苦笑い。ワイの暴走は止まらず、ワイ自身も「これが正しい。僕は恋を全うしてる（意訳）」みたいな、自分が正解だと疑わなかった。
そんなことを続けていれば、当然本人に事が知れる。遂に一度目の恋が終わるときが来たんや

ある夕日が綺麗な放課後、校庭の隅っこにある古いブランコでワイは一人で（改めて思い出して泣けてきた）遊んでた。当然のように一人遊び。友達がいないくせに暇だった。小学校の勉強はわざわざ机に向かわなくても授業さえ聞いていればできたから、こんなことをしてた。
そこに例の子がやってきた。なんで来たのかはわからん。
女の子「ブランコ代わって」
ワイ「……（無言で立ち去る）」
当時のワイは何故かクールな男がかっこいいと思い込んどって、根暗な性格なのも相まって、そのまま校庭を立ち去ろうとした。クールな僕かっけぇとか生意気なことを考えてた。その時、女の子が囁く声が聞こえた。
「……暗い人って嫌いやわぁ」
千年の恋も冷める言葉や。
勿論悪いのは100%ワイやった。それに気づくのは小学校を卒業してからや、アホやろ。

異性愛者きっしょw

とりあえずここまで。聞きたい人がレスくれたら続きも語るわ。まあつまらんスレやし、埋もれてくれて全然ええよー

ここ5chかよ

＞「……暗い人って嫌いやわぁ」
＞千年の恋も冷める言葉や。

10度の人生を経ても変わらない思いが、たった一言でひっくり返ったときの心境ってどんなもの？

>>25
壮絶よ。失恋って思ってたよりショックなんやなって感じてた。

>>26
今は恋してるん？

>>27

最初にチラッと言及した、小5のときにした二度目の恋が原因でそれ以降は本気で女の人を好きになれてへんねん。やのにどうして三度目四度目があったのかは、誰かが聞きたいなら語るわ

>>28
気になる教えて

天パってワイ含めてやばいやつ多いよな

>>29

おはよう……さっき目覚めたからちまちま書いてくわ

次は小学5年生の恋について。
前述の通り見事なまでの失恋を経験したワイは絶望の淵に立たされとった。それまではいじめこそあれどその子がいる、親に叱られようとその子がいる、の精神で乗り切ってきたから、心を支えてた根っこがぽっきり折れたら廃人一歩手前になるのは必然やったんやろうな。その時は他に熱中出来る何かとか無かったから。
やから、ワイは振られた（って言い方も変やけど）直後、早速次の恋愛対象を見つける作業に取り掛かった。今はまず友達とかとの関係を修復しろや思うんやが、恋が実ればそんなんチャラや的な浅い考えやったんやと思う。
案外、相手はすぐに見つかった

ワイの小学校では小学4年生からクラブ活動に配属することになっとって、大体のクラブが金曜日の放課後に週一とか、火曜と水曜に週二とか、それくらいの頻度で集まってたんやけども、ワイはその小学校の中でも特に熱心に活動しとる金管クラブに入った。なんと週四日+土曜日も午前中というめっっちゃスパルタなクラブや。
そんなとこに何故入ったかと言うと、まあ音楽の先生に誘われたからやな。ここらへんは関係ないから割愛。
次の目標はそこで出会った。

小5のとき、ワイはそのクラブで一年間活動してきた訳やけど、さっき言った初めての失恋が丁度小4の終わりくらいの話やった。やからその子を好きになるのは本当にシームレスにいった。振られて一ヶ月後にはその子が好きみたいな。
金管クラブのパーカッション（打楽器担当のことな）におったその子は、漆黒の黒髪をボブカットに切り揃え、ぱっちり開いた目は大きく、童顔で、まるでおとぎ話に出てくるお姫様みたいな出で立ちやった。その上身長もワイに近い。こんな子おったかな思ったけど、それもそのはず、その子はワイが5年生になってから転校してきた子やったんや

小柄なその女の子はとにかく、とにかくあざとい。今思い返しても洒落にならんくらい男の好きな要素全部盛りみたいで、ワイの性癖はそれ以来「黒髪ショートボブ、身長低め、童顔」に固定された。今もタイプがそれそのまんま。この子に会わんかったら今のワイそのものが無かった言うて良い。それくらい一度目の恋以上の衝撃を味わったんや。
1年生の時に宇宙の真理を見たとすれば、5年生の恋では神の存在を信じた感がある。
またその子の舌ったらずでふわふわで甘えるような、独特のゆったりとした喋り方（もちろん関西弁でやで）が可愛い！！
ほんまに罠やった。あんなん好きにならん男はおらん……

一度目の恋で何も学ばなかったワイはまた馬鹿な行動を繰り返した。なるべく目を合わせるようにするとか、声のトーンを真似てみたりとか、いじめっ子に対抗して良いとこみせようとしたりとか。中でも酷いのはその子の家を自力のフィールドワークで特定したこと。帰り道を怪しまれんように途中までこっそり着けて、ここかここかと表札を一軒一軒見て回ったんや。見つけたときはそれはそれは最高の気分やったで。
ちっちゃい頃のワイよ、それただのストーカーやで……
ワイ「あのね、僕、〇〇ちゃんの家見つけた！」
母「あらあら……」
母の目の切なさ度合いが増していた
己のヤバさに気づいたのは小学校を卒業してからや

金管クラブというクローズドサークルに所属している同士でもあったから、実は一度目の恋のときよりも接点としては多かった。割と自然な流れで会話に入ることも珍しくない。その子もワイに話しかけたりしてくれとった。
修学旅行で同じ班になり、不器用丸出しでよろしく言ったワイにも笑顔で頷いてくれる。そんな良い子やった。当時は同じ班で行動できたことがほんまに嬉しくて、二人で写った写真を5枚弱買って、それを毎日寝る前に眺めてた。
そう、何も知らん頃は幸せやったんや……