12/3の国語難化したって言ってたけどほんまなんか？：近畿大学 受験BBS

ほんまやとしたら最低点はどのぐらいになるやろか

一日目の国語は例年よりちょい難しい*難しいくらいだったよ。

解答根拠がわかりにくくて消去法でしか絞れなかったりする問題が多かったから、自信なかったけどそこそこ点数あったからそんなに平均点低くないかもしれん。

最低点は140以下はありえない、160もありえないって感じやないかな？
150前後やと思ってた方がいいと思う。140台やと期待しても結果変わらんし、ダメだった時落ち込むだけやで。

>>2
偏差値のやつなんで4になるかわかりましたか？
僕３にしてしまって一生４になる理由がわからないんです

>>3

どっちの日程。
今探してるけど教えてくれたら手っ取り早くてありがたい

>>4
1日目です
大問3です

めっちゃ解説書いたのに送信できずに消えちゃった…

細々送るから時間かかります。

まず棒線部3の、「そんなこと」は指示語なので前文から指してるところを探します。

ここは基本なのでたぶんわかってると思うから簡単に言います。
そんなことが指しているのは
「偏差値の高い学校の生徒たちがみんなやまゆり園の事件の犯人に共感している」
って状況についてです。

次は問いでは「そんなこと」が具体的にどのようなことかを聞いているので、なぜ「そんなこと」になっているのかを本文中から汲み取る必要があります。

ここで特に大事な文が二つ。

�@まず棒線部3の次の文
「最近の若者たちはナチスの優生学を支持するようになったのだろうか」
この作者の問いかけは選択肢を絞る上でとても重要な手掛かりになります。

�A16ページの最初の文
「男は自分らしく生きる可能性がないと見なした入居者だけを標的にしたのだ。」
ここはやまゆり園事件の男の動機が書かれているので、問いの生徒たちが男になぜ共感したのかに直接関わってきます。

ごめん。明日続き送ります。
スマホが落ちそうなので

>>9
わざわざすいません
ありがとうございます！

棒線部3を含んだ文では
「なぜそのようになるのか」
と筆者が問いを提示してますよね。
こういう時は筆者が最終的に問いの答えとして言ってるものが筆者の主張になります。
ここで問題なのは問いの答えらしきものが2文あることです。
一つめは棒線部3の文の次の文
「最近の若者たちはナチス優生学を支持するようになったのだろうか」　

二つめは15ページの最後の一段落
「これは、世界を救うよりもー理解できることに気がついた」　

この二つが筆者の投げかけた問いに対する答えとして該当しそうなものです。
ここで15ページの棒線部3以降の文を読むと
ナチス優生学の具体例を挙げているのではないのは分かりますか？
前の文でナチス優生学なのかと書いておきながら全く違う考えの具体例を出しています。
なのでナチス優生学は筆者の主張を強調するための主張とは違う具体例として挙げられています。

筆者はよく自分の主張とは異なることを挙げ、対比させるように自分の主張を言います。こうする方が読み手に主張が伝わりやすいからです。ここにはその用法が使われています。
なのでここでは筆者の主張は一つ目のナチス優生学ではなく、２つ目の世界を救うよりも自分らしく生きることを選ぶということが筆者の主張（筆者が思う問いの答え）になります。

　

ここで選択肢を見てみます。
選択肢1.2は見当違いなので省きます。
問題は選択肢3と4です。
選択肢3は自己と他人の存在価値に優劣をつけると書いてあります。
ここで引っかかるのは「優劣をつける」というところです。

本文では世界を救うよりも「自分らしく」生きることを選ぶと書いてありましたよね。
優劣をつける、つまり比べるとは本文には書かれていなかったため少々言い過ぎである気がします。
確かに選ぶという行為は優劣をつけて考えるとも取れますが、「優劣をつける」「比べる」などは本文に書かれていないので正解とは言い切れません。こういう時は他の選択肢を見てみましょう。

選択肢4は
「自己の選良意識に傾斜し弱き存在への他者意識が欠落すること」と書いてあります。

自己の選良意識に傾斜とは
自分は選ばれし優れた人だと考える方向に傾くこと。

弱き存在は
本文中ではやまゆり園事件の被害者たちに当てはまります。

他者意識は
相手の立場になって考えることです。

ここでだいぶ前に戻りますが、本文中の大事な文の�Aになる16ページの最初を見てください。
男のやまゆり園事件の動機となったことが書かれています。これに偏差値の高い高校生たちは共感したんです。

「自分らしく」生きる可能性のないと見なした居住者たちを標的にした。

つまり自分らしく生きる可能性があるかどうかを男が判断し、居住者たちから選んだということ。男は自分は選ぶ立場にあると思っていることがわかります。そして相手の立場（被害者）になって考える意識の欠如がないことがわかります。
なので選択肢4の後半部分「弱き存在への他者意識の欠落」はこの部分から読み取れます。

また「自己の選良意識に傾斜」は
男が被害者を選ぶ際に居住者に優劣をつけて考えたのではなく、自分がそう「見なした」人を選んだことから居住者と違い自分は自分らしく生きられる優れた人間だと思っていることがわかります。簡単にいうと自分は偉いと思いこんでるんです。なので自己の選量意識に傾斜しているということも読み取れます。なので選択肢4は適当と言えます。同時に微妙だった3は不適当だと言えます。

簡単に解くのなら、ナチス優生学の考えとほぼ一致している選択肢3は違うとすぐきれます。

ナチス優生学は「〇〇人だから我々ドイツ人より劣っている」などの理由で虐○したりする考えのことです。
要するに人種に優劣をつけて生きる価値の有無を考えるため、選択肢3はナチス優生学と同じ考えだと分かります。

>>17
めちゃくちゃわかりやすかったです
ありがとうございました