2014年度前期日程 国語：京都大学 受験BBS

京都大学を受験する人同士の交流や情報交換、入試シーズンには解答速報掲示板としてお使いください。

各社の予備校の解答速報見るとどこも
監視兵が筆者の刑期(25年)に同情したとしてるけど
文中のどこにそんな根拠が？


敢えて文中に根拠を探るなら、
監視兵は、判決を言い渡した判事と同様 ソ連の官憲であり、
自分のことしか考えてないのではないか？
25年の意味とか理解できないのではないのか？


つまり、著者の「25年だ」の意味が理解できなかったけど
まぁ放置しても大丈夫だと判断した(暴動などではない)から、なのでは。

著者は監視兵に「25年だ」と

・日本語で言ったのか？
・ロシア語で言ったのか？

日本語で言った場合、監視兵は意味を理解することはできまい。
(朝鮮人通訳がいなければ抑留所のロシア人は日本語を理解できない)
「なんか日本人が言ってるけど、よく分かんないからいいや、放っておこっと。
別に暴動起こしてる訳じゃないし。こいつ顔中汗びっしょりだな、キモッ。」

問題冊子２ページ中程の
「なん日かに一度、あたりがにわかにさわがしくなる。〜」の段落で
監視兵は抑留されている日本人を、ただ任務に従い機械的に連行する。
その監視兵が、なぜ著者にだけは同情するのか？
そんなことはあり得ない。


とにかく、監視兵が“同情した”説は、文中に根拠が無さすぎる。

俺も同じこと考えて、同じような回答にした

ソ連の裁判官は、日本人抑留者の刑期よりも自分の買物のほうが大事。


著者の25年にソ連の人間が同情する根拠は文中に無い。
むしろ、別世界のどうでもいい出来事と表現されている。
買い物の方が余程価値がある。

機械的に動いてる監視兵でも
25年という刑期を聞けば
何も思わないわけでは無いだろう

でも深く考えることは自分の仕事の妨げになるから
考えることを放棄するために扉を閉じた

と考えたんだが…

25年なんて知らねーよって感じで書いた
予備校の回答と全く逆で焦ったわ

さすがに点数来るよね？

ソ連人にとって

その日の必需品の配給を受けること＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞
＞＞＞＞＞＞＞＞日本人の刑期

(問題冊子３ページ８〜９行目)


日本人の苦悩(抑え切れない望郷やら殆ど永久に思はれる刑期)といった
悶絶死しそうな苦しみも
ソ連人には全く別世界。痛みすら感じていない。
ソ連人にとって一番大切なのは自分自身の生活であり、日本人のことなど(日本人が目の前に居ても)意識の外。

予備校って普段は「文中に根拠のないことは書くな」とか言ふくせに
この問題のどこに「同情した」根拠があるといふのだらう？

「刑期25年」に同情してるのって、実はこの文章読んで解答作成した予備校講師だろ。
主観で勝手な解釈しておきながら、そのことに自覚症状がないとしか思へん。

25年だって言ったのが誰かがそもそも不透明
捕虜側が言ったから監視が同情したのか（文章の流れから変な気はするが）
捕虜側が言ったけど監視は無関心なのか
監視が刑期を知っていて25年と言って捕虜に現実を再確認させたのか
どれでも解釈は可能だよね

そもそも「25年だ」が何語で語られ
日本人と監視兵の間で意味が通じてるのか、っていう…。
日本人とロシア人の間の意志疎通には、朝鮮人通訳が必要だし。