上智のカトリック推薦を語る会：上智大学 受験BBS

上智のカトリック推薦ってどうなってんだマジで
現状を教えてくれ

上智大学には内部生がいないから、皆、入学時はスタートが一緒。
既に付属出身の学生によるコミュニティが出来上がっていることもない。

有名私立大で「内部」とか「内部進学」と言われる集団は、だいたい学内で少なくとも１０％から２０％、ないしそれ以上を占めているものだが、
2011年からスタートした教育提携校制度によって入ってきた人たちは、せいぜい１％から２％程度、多い年で１校あたり３０名程度しかおらず、それぞれの学部では1ケタ人数しかいない。

おまけに静岡（静岡サレジオ）と福岡（上智福岡）の高校なので、東京千代田区にある上智大学についてあらかじめ精通しているわけでもない。
他の有名私大の「内部」とはだいぶ異質な集団といえる。

２０２１年からイエズス会高校特別入試（栄光学園、六甲学院、広島学院の３校が対象）もあるがこの方式による入学者は全学部で計４名（文学部１名、総合人間科学部２名、法学部１名）にすぎない。

カトリック高校特別入学試験を受験できる高校は、全国にある１０９のカトリック高校に在籍している生徒で、これらの学校の中にはラ・サールや洛星、聖光学院などの超進学校も少なからず含まれているものの、現実は上智大学を第一志望とする生徒はこういった進学校の中にはほとんど存在せず、女子校（雙葉や浦和明の星など）、あるいは偏差値としては中堅以下の高校からの出願がメインという現状はある。
上智大学はカトリック高校特別入学試験で入学してくる学生数を全体の約１割（１０％）に設定している。

上智のカトリック高校特別入試に出願するにあたっては、一定水準以上の成績評定を獲得している必要があるが、カトリックの有名進学校においてその基準を満たせる場合は、そもそも難関国立大あるいは早慶を一般受験で狙えるという事情もある。

参考までに2020年度上智学院事業報告書に記載されている上智大学の入学者の形態別割合
https://www.sophia-sc.jp/info/gakuin.html

2021年4月　1年次入学生
〈国際教養学部を含む全９学部合計、2,735名〉
・【一般入試（併用型）、合格率29.7 %】：924名（33.8 %）
・【一般入試（TEAP）、合格率28.3 %】：273名（10.0 %）
・【一般入試（共利用）、合格率12.2 %】：16名（0.6 %）
―――上智大学（2021）一般入学率44.4 %―――
・【推薦入試（公募制）、合格率47.9 %】： 534名（19.5 %）
・【推薦入試（指定校）、合格率100.0%】： 400名（14.6 %）
・【カトリック高校特別、合格率55.8 %】：273名（10.0 %）
・【海外就学経験者入試、合格率33.0 %】：109名（4.0 %）
・【外国人入試、合格率9.7 %】：69名（2.5 %）
・【教育提携校特別推薦（上智福岡・静岡サレジオ）、合格率100.0%】：55名（2.0 %）
・【国際教養学部春1期入試、合格率44.9 %】：43名（1.6 %）
・【国際バカロレア1期入試、合格率73.3 %】：12名（0.4 %）
・【国際バカロレア2期入試、合格率54.5 %】：9名（0.3 %）
・【国際教養学部春2期入試、合格率9.4 %】：9名（0.3 %）
・【イエズス会高校特別推薦（栄光学園、六甲学院、広島学院）合格率100.0%】：4名（0.1 %）
・【海外指定校入試、合格率100.0%】：2名
・【神学部推薦入試、合格率100.0 %】：1名
・【難民高等教育プログラム、合格率100.0%】：1名
・【社会人入試、合格率25.0 %】：1名


「指定校入試」にあたる入試種
・推薦入試（指定校）
・教育提携校特別推薦
・イエズス会高校特別推薦
・海外指定校
合計で461/2,735（16.9 %）