補欠で死にかけ勢集まろう：上智大学 受験BBS

全部補欠でメンタルやられそう

今年の上智で補欠繰り上げ者数が予想より少ない理由

それは「今年、推薦入学試験（公募制）合格者が例年より増えた。それが一般選抜の合格者数に影響したから。」

どういうことなのか。
文部科学省は入試について下記の3種類に分類している。

１　一般選抜（旧　一般入試）
２　学校推薦型選抜（旧　推薦入試）
３　総合型選抜（旧　AO入試）

上記の２　学校推薦型選抜については定員の５割を上限にするよう文部科学省高等教育局長から各国公私立大学長あて通達が出ている。
（文部科学省　２文科高第２８１号）

昨年までの上智大学の入学者数が多い主な入試の分類は下記のとおりだった。

１　一般入試　　
一般入試（学科別）、一般入試（TEAP利用型）

２　推薦入試　　
推薦入試（指定校）、推薦入試（公募制）、カトリック高校対象入試、教育提携校推薦入試（上智福岡、静岡サレジオ）

３　AO入試
海外就学経験者入試、外国人入試、国際バカロレア入試

推薦入試は定員の５割以下に調整する必要があるため、「推薦入試（公募制）」の合格者数を調整することによって推薦入試の人数を定員５割以下になるように調整していた。
なぜなら、他の推薦入試は対象高校に対して枠数を指定していたため不合格にしずらかったため、公募制推薦で人数調整をしていたのである。

しかし2021年度入試からカトリック高校対象入試が総合型選抜として実施するため、高等学校ごとの募集枠は設定せず、さらに学校長の推薦状が不要になった。
（カトリック高校対象入試の入試要項参照）

カトリック高校対象入試の入試要項
https://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/gakubu_ad/itd24t0000004v6u-att/2021catholic_application_proc0709-1.pdf

つまり、カトリック高校対象入試が定員の5割以内と定められている「学校推薦型選抜」のカテゴリーから外れたのである。
その分、どこの大学でも優秀な受験者が多いとされている推薦入試（公募制）の合格者を増やすことができた可能性が高い。

その分、一般選抜入試の入学者数が今年度入試において減少した可能性がある。